目次
Ⅰの部 第1企業の概況 1.主要な経営指標等の推移
作成責任部署 | |
ベンチャー企業 | 財務経理 |
大企業 | 経理 |
主要な経営指標等の推移は、連続した期のまとめのようなものです。下の図のようなものを作成するのですが、項目を見てもらうと分かるように財務諸表がきっちりと作れないと入力できません。
上場目指す上で、一番重要なのが財務経理の体制をきっちりと作る必要があります。
それだけ上場を目指すと言うことは、財務経理の負担はでかくなります。
現在は、開示書類作成システムのようなものがあるのですが、初期の段階では、上場できるかどうかもわからないのでコストも掛けたくないでしょうから、以下のようにGoogleスプレッドシートもしくは、Excelなどでフォーマットを作成して準備しておくと良いでしょう。
オレンジ色にしている箇所は、財務諸表から数値を引っ張ってくるだけではできない項目で計算式を別個に作成しておく必要があります。
株式の管理の仕方のところで書きますが、株式の管理表をきっちりと作成しておかないと間違えてしまうのでそのような表も作成しておきましょう。
1株当りの計算表を準備しておこう
ここの作成で難しいのは、1株当りの計算ですかね。
ただ難しいと言っても計算式はあるのでGoogleスプレッドシートもしくは、Excelファイルで数値を入れたら自動的に算出できるような表を準備しておけば恐れる必要はありません。
準備をせずにその都度その都度、計算をして属人的にやる人がいますが、そういうやり方は、非常に危険です。
潜在株式の調整後1株当りをマスターしてしまえば、問題ないでしょう。
後日、1株当りの計算式の説明は、別ページでまとめて記載したいと思います。
グループ会社の場合は、連結決算が出来る組織を作らなければならない
上の図を見ると二つの表があると思いますがグループ会社の場合は、(1)連結経営指標等というものを作成しなければなりません。一般的に、上場を目指さなければ連結決算なんていうものはする必要がありません。
ただ、上場を目指すのであればⅠの部で求められている訳ですから連結決算ができる組織が必要となります。
そうなると、子会社にも親会社と同等の決算レベルが求められ、また期限内に作成する必要があるためそれなりの経験のある経理マンを組織に置いておく必要があります。
上場申請書類を把握しておくと求められる組織が見えてくる
上場前は、請求書だしておいて、支払っておいて、税理士の先生帳簿つけて申告書出しておいてで済んでいたと思いますが、この初っぱなの表を見るだけでも今までの組織では、対応も作成できないということがわかったはずです。
自ずと見えてくるの財務経理が自社で出来る体制を速く整えないと上場なんてちゃんちゃらおかしいって話になってしまいます。
グループ会社であるならば、連結決算も必要になりますのでそれなりの財務経理の人材確保が必要となるでしょう。
上場を目指す財務経理の人材は、どんな人がいいのか?
ただ、焦って高給の人材を雇う必要はありません。上場目指すとなったら体制を整えたりするので3年ぐらいかかります。簿記2級以上のやる気があってコミュニケーションがとれるような若者を社内で見つけるか、採用するかでもどうにかなります。
目標は、Ⅰの部、Ⅱの部のフォーマットや資料を与えてそれを作成できるようしろというだけでも、想像以上に立派な組織ができるはずです。
このサイトでは、Ⅰの部、Ⅱの部の項目を説明してどんな人材が必要でどんな管理表が必要でどんな組織になっていくのかを引き続き書いて行きたいと思います。
次回は、Ⅰの部 第1企業の概況 2.【沿革】 を説明したいと思います。
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